(ニュースから)「妻は家庭」賛成44% 女性活躍の浸透限定的
内閣府が1日付で発表した「女性の活躍推進に関する世論調査」によると「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきだ」との考え方に賛成する人が44.6%に上った。過去10年間の推移で見ると、一部を除き女性の社会進出をめぐる意識変化は小さく、安倍政権が掲げる「女性の活躍推進」の浸透が現段階では限定的な実情が浮かんだ。
同じ質問をした2012年調査の51.6%より賛成は7.0ポイント減ったが、09年調査の41.3%と比較すると微増。07年は44.8%、04年が45.2%だった。
今回の場合、賛否の内訳は「賛成」が12.5%、「どちらかといえば賛成」が32.1%で、「反対」は16.1%、「どちらかといえば反対」は33.3%となった。
賛成理由(複数回答)は「子どもの成長などに良い」が59.4%でトップ。「妻が働き続けるのは大変」(37.3%)、「夫が外で働いた方が多くの収入を得られる」(27.0%)、「伝統的な家族の在り方だ」(19.5%)と続いた。
反対理由(複数回答)としては「夫と妻の役割分担を押し付けるべきでない」(48.5%)、「妻が働いた方が個人や社会に良い」(42.6%)、「夫も妻も働いた方が多くの収入を得られる」(42.3%)、「男女平等に反する」(35.7%)が挙がった。
調査は8~9月に成人5千人を対象に面接で実施。回収率は60.7%。
「妻は家庭」賛成44% 女性活躍の浸透限定的 | 中国新聞アルファ
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