(ニュースから)不正送金の現金引き出しグループを一網打尽 中国人男ら18人を逮捕、書類送検
不正送金の現金引き出しグループを一網打尽 中国人男ら18人を逮捕、書類送検 – 産経WEST
http://www.sankei.com/smp/west/news/150731/wst1507310092-s.html
インターネットバンキングから不正送金された現金計約1200万円を大阪府内で引き出したとして、大阪府警と広島県警の合同捜査本部は31日、窃盗容疑などで中国籍の住所不定、無職、王立彬(ワン・リビン)被告(32)=公判中=を逮捕するなど計18人を摘発したと発表した。府警国際捜査課によると、全国で計約7千万円にのぼる不正送金事件があり、18人はこのうち府内で現金を引き出す犯罪グループとみられる。
また、王容疑者は「中国のボスに指示された」と供述。引き出した現金は中国人が設立したペーパーカンパニーの口座に入金されていたといい、背後には大がかりな中国人犯罪組織の存在がうかがえる。
王容疑者の逮捕・送検容疑は昨年5月15日~8月20日、府内のコンビニのATM(現金自動預払機)で、他人名義のキャッシュカードを使って計1085万円を引き出したとしている。
同課によると、昨年3~9月、ネットバンキングの法人4口座、個人7口座が不正アクセスされ、計約7千万円が別口座に不正送金される事件が発生。現金は大阪や東京、愛知などのATMで引き出されていた。
一方、府警が昨年6月ごろ、別事件で中国人の男の自宅を家宅捜索したところ、他人名義のキャッシュカードを複数枚発見。男が不正アクセス事件で送金された現金を引き出す「出し子」と判明した。
その後の捜査で、王容疑者が現金引き出しの取りまとめ役だったことを突き止めたほか、銀行口座を集めて王容疑者に売った日本人の無職男(23)=犯罪収益移転防止法違反罪などで公判中=や、銀行口座を開設して無職男にキャッシュカードを譲り渡した韓国人と日本人の男女計13人の存在が浮上したという。
無職男は、東京都の不良少年グループ「打越スペクター」のOBグループの一員とみられ、OBグループを「準暴力団」とみている。男はカード1枚を5万円で王容疑者に譲り渡していたという。
(一定期間が過ぎると消えてしまう有用なニュースを掲載しています。)