(ニュースから)ガダルカナルから旧日本兵遺骨帰国…海自艦到着

 太平洋戦争の激戦地だったソロモン諸島のガダルカナル島で収集された旧日本兵の遺骨を乗せた海上自衛隊の自衛艦が24日、東京・晴海ふ頭に到着した。

 海外から日本に遺骨を運ぶのに、自衛隊が協力するのは初めて。海外で戦没した約240万人のうち、約113万柱が未帰還とされており、政府は来年の終戦70年を前に遺骨収集を加速させる。

 遺骨を運んだのは、海自の練習艦「かしま」。隊員は、白い布に包まれた箱に納められた137柱の遺骨を胸に抱え、「かしま」のタラップを下りた。厚生労働省は身元の特定を進め、遺族に引き渡したい考えだ。

 終戦70年を前に政府は遺骨収集を強化する方針を示しており、ガダルカナル島にも9月に派遣団を送って遺骨を収集。若手幹部の遠洋練習航海で9月に同島に入港していた「かしま」に運んでもらうことにした。

ガダルカナルから旧日本兵遺骨帰国…海自艦到着 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
http://www.yomiuri.co.jp/national/20141024-OYT1T50064.html