(ニュースから)独ケルン市長選で難民受入派の有力候補が難民受入反対派の市民に襲撃され重傷
独ケルン市長選の有力候補襲撃 難民政策に不満 :日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM17H4B_X11C15A0FF8000/
【ベルリン=共同】ドイツ西部ケルン市で17日、18日投開票の市長選の有力候補ヘンリエッテ・レーカー氏(58)が男にナイフで刺され、重傷を負った。ドイツのメディアが伝えた。警察はドイツ国籍の男(44)を現行犯逮捕した。男は難民政策への不満を示唆している。
地元のノルトライン・ウェストファーレン州当局は「政治的動機による犯行」との見方を示した。レーカー氏は無所属だが、難民受け入れに寛容な姿勢のメルケル首相が党首を務めるキリスト教民主同盟などの支援を受けていた。
ドイツには、内戦が続くシリアなどから難民が大量に押し寄せており、政府は年内に流入する難民らを約80万人と予測。メルケル氏への批判が強まっている。
襲われたのはレーカー氏ら5人。市内の週末市場を訪れていたところ男が突然、刃渡り約20センチのナイフで切り掛かり、2人が重傷、3人が軽傷を負った。レーカー氏は首などを刺されて病院に運ばれたが、緊急手術を受け命に別条はないという。市長選の投開票は予定通り実施される。
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