(ニュースから)舛添知事自賛「冷え込んだ関係に暖かい風吹かせた」 都には批判の声殺到

 【ソウル=福田涼太郎】東京都知事として18年ぶりに招待を受けて韓国を訪問した舛添要一知事。ソウル市長や京畿道(キョンギド)知事らとの交流にとどまらず、朴槿恵(パククネ)大統領との会談にもこぎ着けた。「(冷え込んだ日韓関係に)ささやかながら暖かい風を吹かせることができたかな」と自賛してみせた舛添氏。しかし、今回の訪韓について、都庁に届いた約1000件のメールは、大半が反対意見。舛添流外交は、必ずしも評価ばかりではなさそうだ。

 「18年ぶりに招待されたことだけでも大きな歴史の変わり目になっている」

 舛添氏は25日の記者会見で、韓国訪問をこう総括し、「都市外交を活発にすることで、国家の外交を補完することが結果的にできるんだなと思いました」と自負をのぞかせた。

 実際、韓国主要メディアも「閉塞(へいそく)状態にある韓日関係の転換点になるのでは」などと前向きに報じ、日韓首脳会談実現に向けた動きとして、注目された。

 都市間レベルでも、朴元淳(ウォンスン)ソウル市長と会談、両都市が共通して抱える地下鉄の安全対策や少子高齢化対策などで協力することで合意。ソウル市が繁華街に配置している多言語対応の観光案内員については、舛添氏が2020年東京五輪に向け、さっそく施策の参考にすることを宣言した。

 京畿道の南景弼(ナムギョンピル)知事との会談でも、国の規制にあえぐ京畿道と、地域限定で規制緩和を行う国家戦略特区構想が進む東京都とで、意見交換をしていくことで一致した。

 舛添氏によると、朴大統領も都市外交の意義について、「韓国人学校の問題、ヘイトスピーチの問題など、都市外交で成果を挙げることは(国家)外交で重要」と歓迎。朴大統領は日本の首都圏に韓国人学校が1校しかないなどとして、舛添氏に土地取得での協力を求め、在日韓国人らに向けたヘイトスピーチへの懸念も告げたという。

 舛添氏は「凍(い)てついた関係は暖かい太陽で溶かす必要がある」と語った。ある都幹部も今回の訪韓について、「低姿勢すぎる部分もあったが、一定の成果はあった」と話す。

 ただ、25日午後3時までに、今回の訪韓などに対して、メールだけで約1000件の意見が都民らから都庁に寄せられ、担当者によると、「大半が反対意見」。「なぜ地方自治体が外交的なことをするのか」「韓国との協力に税金を使うべきではない」といった声が多かったという。

舛添知事自賛「冷え込んだ関係に暖かい風吹かせた」 都には批判の声+(1/2ページ) – MSN産経ニュース
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