(ニュースから)敗戦後に昭和天皇が取られた対応 21世紀まで続く皇室は「生きた神話」

【目覚めよ日本】敗戦後に昭和天皇が取られた対応 21世紀まで続く皇室は「生きた神話」 (1/2ページ) – 政治・社会 – ZAKZAK
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 日本は世界で一番歴史の長い、世界最古の君主国である。太陽の女神(=天照大神、アマテラスオオミカミ)の子孫が祭祀王(プリースト・キング)となり、その家長が皇室をつないできた。その歴史が、連綿と21世紀まで続いている。これこそ、まさに「生きた神話」といえる。

 そんな国が有色人国家とは、白人国家には内心、許し難いのかもしれない。それでも未開のジャングルに原住民族として生きているなら、「保護しよう」となる。ところが、G8サミット(主要8カ国首脳会議)に唯一、非白人国家として参加を続けている世界屈指の主要国なのだ。

 世界史で、敗戦国の国家元首が、敗戦後もそのまま元首を続けた例はない。あり得ない。戦勝国や民衆に断罪されるか、事前に亡命するか、戦勝国に対して「国と国民は譲り渡すので、自分と家族と、できれば親族の命を助けてほしい」と命乞いをするのが定石だった。

 ところが、昭和天皇はまったく違う対応をされた。

 1945年9月27日、GHQ(連合国総司令部)最高司令官、マッカーサー元帥は、昭和天皇を自分のもとに呼びつけた。マッカーサー元帥はソファに座ったまま、昭和天皇が直立不動で国際儀礼のあいさつをされるのを聞いていた。次の瞬間、驚くべきお言葉が続いたと伝えられている。

 「戦争の責任はすべて私にあります。文武百官は、私の任命する所だから、彼らには責任はない。私の一身はどうなろうと構わない。あなたにお委せします。しかしながら、罪なき国民が住むに家なく、着るに衣なく、食べるに食なき姿において、まさに深憂に耐えんものがあります。この上は、どうか国民が生活に困らぬよう、連合国の援助をお願いしたい」

 マッカーサー元帥は驚いて立ち上がり、昭和天皇を丁寧に椅子に座らせた。真のジェントルマンの姿に心を打たれ、最後は玄関まで見送ったという。

 昭和天皇は戦後、日本中を大した警備もつけずにご巡幸された。国民の中に入って、敗戦の中で必死に生きる国民を励まされた。圧巻は、広島を訪れられた光景だ。大群衆が、昭和天皇を歓喜して迎えた。8年半のご巡幸で、石ひとつ投げられることはなかった。

 天皇陛下とそれを支える国民あっての日本なのだ。「国体」とは、君民一体の天皇国・日本である。私が親しかった作家の三島由紀夫氏は、守るべきものは何かと『文化防衛論』で訴えた。それは『国体』であり、畢竟(ひっきょう=帰結として)、それは天皇陛下である。

 神話が天皇陛下のご存在によって、21世紀まで連綿と生き続ける奇跡の国・日本。弥栄(いやさか)あれ。その貴い国柄を、天皇陛下とその国柄を守らんと散華された日本の父祖の名誉を、日本人が守らずに、誰が守ると言うのだ。
(ヘンリー・S・ストークス)

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