(ニュースから)「朝鮮人狩り」と吉田証言の「慰安婦狩り」内容が酷似 朝日新聞が素直に謝罪出来ないワケ

 朝日新聞の木村伊量(ただかず)社長が11日夜に行った謝罪は、福島第1原発の「吉田調書」が主で、慰安婦問題の「吉田証言」はついでだった。しかも、慰安婦問題で記事を取り消し、謝罪したのは、吉田清治氏の「韓国・済州島で慰安婦狩りをした」とする証言に関するものと、慰安婦と「女子挺身隊」を混同して報道したものの2種類に過ぎない。

 吉田証言は虚偽だが、それ以外の強制連行はあったと言っているに等しい。また、「慰安婦問題の本質は、戦場で自由を奪われていた女性たちに現代の日本がどのように向き合うかという人権、人道の問題」(8月28日付『ASAのみなさまへ』)と論点をすり替えている。「性奴隷」としての慰安婦問題は残り続けるということだ。これでは謝罪にはほど遠い。

 朝日が素直に謝罪できないのは、慰安婦問題には深い闇があるからだ。慰安婦問題は韓国との問題というより、北朝鮮問題だと考えた方がよい。

 吉田清治氏は最初、徴用工狩り、朝鮮人強制連行を自ら行ったとする証言者としてマスコミに登場した。国策として男性を連行したという話だ。それが女性を連行して慰安婦にしたという話に変わった。慰安婦強制連行説の土台は朝鮮人強制連行だ。

 朝鮮人強制連行は、現在ではほぼ全ての歴史教科書に「事実」として記述されているが、本来は北朝鮮製の作り話だ。1964年3月、平壌の「朝鮮民主法律家協会の声明」なるものが出され、「日本帝国主義は当時朝鮮人を連行するにあたり、夜中に農家を襲撃し、白昼にトラックを横付けして畑で働いている朝鮮の青壮年たちを手当たりしだいに拉致していくなど、文字どおりの『朝鮮人狩り』をおこなった」と書かれている。朝日が持ち上げた吉田証言の慰安婦狩りとそっくりの内容だ。

 北朝鮮が「朝鮮人強制連行」を言い始めるのは次の理由からだ。

 59(昭和34)年7月、日本の外務省は「在日朝鮮人の総数は約61万人であるが、(中略)このうち戦時中に徴用労務者としてきたものは245人にすぎない」と発表した。残りは自由意思で内地に渡航し、留まった者および日本生まれの者ということだ。

 同年12月からは、在日朝鮮人の北朝鮮への帰還事業が開始される。朝日も含めてマスコミに「地上の楽園」ともてはやされて帰国したが、「この世の地獄」であることが伝わり、帰還事業は頓挫する。

 その時、在日の人々が日本にいる理由の説明として発明されたのが、自由意思ではない、強制連行されてきたというストーリーだった。

【突破する日本】「朝鮮人狩り」と吉田証言の「慰安婦狩り」内容が酷似 朝日新聞が素直に謝罪出来ないワケ (1/2ページ) – 政治・社会 – ZAKZAK
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